- 2001.11.27 日々是イヤ〜ンな感じ
■ニュー秋葉原センター向かいとんかつ「和幸」にて
会計時に店長が「いつもどうもありがとうございます」と、三回位繰り返す。
あきらかに目から「私、あなたを知ってます」ビームを照射している。
私に何を期待している?
ここで、「いや〜、つい足が向いちゃうんですよ。美味しくてね。お代わりも自由だし。ほら、不景気続きで小遣いも少ないから大助かりですよ、ガッハッハ!」とか何とか、額に滲むオヤ汁を拭いつつ、店内に響き渡る大声でオヤジトークをしろというのか?
感謝の気持ちはそっとお新香を普通より増量してくれるとか、そんなさり気なさで表現してもらいたい。
苦い涙がこぼれたら、気付かぬふりをしてやるのが真の男のダンディズム。
■電車内にて
とある駅にて吊革に掴まる私の前の座席が空く。
座ろうかしらんと思っていると、横からおばさんが割り込んできて空いた席へ。
一言声をかけたならば電車の座席を譲る位の男気は持ち合わせている。
しかし割り込みの際、チラと目があったにも関わらず、まるで「10年前からここはあたしが座ると決まっているの」とでも言わんばかりの態度。
なんて生き物だ!
毒蝮でなくとも言いたくなる。
「このババアが!」
ちょっと喉がいがらっぽかったので、咳払いを一つ。
睨まれた。
非難してるよ、この生物!
全くどんな生き方をしてくるとこうなるのだろうか?
こんな生物でも、キンモクセイの花を揺らす秋風に制服のスカートの裾を踊らせたりした時期があったのだろうか。
落ち葉舞い散る歩道の木陰で憧れの先輩の後ろ姿を眼で追ったり・・・・・
うっぷ、さっき食べたとんかつが逆流してきた。
否。断じて否だ。
こんなババアのスカートはトタンか何かで出来ていて、ちょっとやそっとでは揺れたりしない。
サッチャーよろしく「トタンの女」とか呼ばれていたに違いない。
きっとそうだ、そうに違いない。
- 2001.11.17 無駄という贅沢

お土産
南部鉄で作られた栓の抜けない栓抜き
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スライドショー7を観に武道館へ。
久々に人が沢山いる場所へ出向いた。
此処に一発焼夷弾が落ちてきたら全員死ぬんだろうなーとぼんやり考えた。
会場は箸が転げても笑うような年頃の女の子で埋め尽くされていた。
昨今の若手お笑いブームやら、こういうスライドショーやらサブカルチャー支持者は圧倒的に若い女性が多いんだそうな。
何故だ?
単純に「面白いことが好き」というのなら、志ん生さんや圓生さんの落語がもっと支持されるはず。
「人間の寿命と同じでどんなことをしたって丈夫なものは長生きするんですが、寿命のない人がどうか俺は長生きしたいと考えてもだめですな。
えあーもう長生きしますよ。
だからもうたばこなんてよしましたから。
酒もやめたよ。
運動している。
随分このごろ太ってきたが自動車にぶつかっちゃったなんて。
これはどうもしょうがないですな。
それを考えるってえと、不養生して自動車にぶつからない人のほうがまだ丈夫だとこういうことになる。」
志ん生さんお得意のまくらを会話に潜ませる女性にはついぞ出会ったことはないし、
「私のケータイの着メロ、「よし子さん」よ」という人に会ったこともない。
先日聴いた志ん生さんのCDは
「ビバ!再発見 江戸の覗きカラクリ 大江戸ー落語ー御案内 今、新しいドキドキ噺」
という「どこまでがメインでどこからがサブタイ?」状態のタイトルが付けられていて、
しかも「大山詣り」噺の副題が
「江戸の団体旅行 トラベルパックツアー」
「三軒長屋」噺の副題が
「レジデンス・エド」
「東京」とか大書きされたTシャツを着るような外人に間違った日本観を植え付けようをしているのかと思ったが、何処にも英語が記されていない所を見ると、どうやら、若年層にターゲットを向けたレコード会社の苦肉の策だったようだ。
どの程度効果があったのかは知らない。
これを見たとき「芸術とも呼ぶべき志ん生さんの話術にこんな安っぽい副題付けやがって」と憤慨したのだが、怒りの矛先が判らなかったので諦めた。
で、肝心のスライドショーだが、別に会場が武道館である必要は全くない。
ライブで観る必然性もあまり感じない。
ビデオが発売されたらそれを観ればいいや。
ポテトチップか何か傍らにおいて。
しかし、勝新太郎は言った。
「無駄の中に宝がある」
- 2001.11.16 徒労

キタナイ ハ キレイ キレイ ハ キタナイ |
ステート・バリアブル型フィルタを実験的に製作。
期待したような効果は得られず。
正弦・矩形・三角波を発生させる回路を製作。
実験用電源の不調により動作確認できず。
クサクサしながらまだ薄暗い町中へ散歩に出かける。
同じく散歩中のおばさんがすれ違いざま
「おはようございます」
嫌な気分になった。
- 2001.11.12 心動かすものRETURN

月のカンヅメ |
人は幸せの直中に在る時はそれと気付かない。
日々の雑務に追いまくられ、昼飯食べたら夕飯の心配をするような刹那的視野しか持ち得なくなって初めて気付く。
もしかしたらあれが幸せというものだったのかもしれない と
同時に、何故自分にウルトラマンの胸に燦然と輝くカラータイマーの如き幸せ探知機が装備されていないのかと、
何故あの時俺の心のカラータイマーは点滅しなかったのかと、本宮ひろしの漫画のように男泣きに泣きながら思うのだ。
しかし、時には人生のボーナス特典とも呼ぶべき至福の時を、これ以上ない位の実感を持って体験できる瞬間がある。
クリスマス前夜から当日の朝にかけての子供のように
涙で滲む夕日のその中に、青春の二文字を確かに見て取ったラガーマンのように
そんな至福の瞬間をもたらすものがあるとするならば、コレだ。
私は前回の「太陽のカンヅメ」の際、たった一つ悔しい思いをした。
おもちゃのカンヅメには専用の、これまた綺麗にデザインされた箱が付属されているのだが、その箱に宅急便の伝票が直接貼られて配達されて来るのである。
せっかくのデザインが
飛脚の野郎のせいで
そこで、次のような文面とB4サイズ事務用茶封筒を同封してみた。
『拝啓 森永製菓様
おもちゃのカンヅメのデザイン性の高さには毎回驚かされております。
しかし、商品梱包用の段ボール箱までデザインされていながら、
その箱に宅急便の荷札が直に張られているのが残念でなりません。
宜しければ、同封の封筒に商品を梱包し、郵送して頂きたく思います。
お手数ですが、宜しくお願いいたします。』
「月のカンヅメ」は同封した茶封筒さえ使わず、小荷物用宅配袋に入れて送られてきた。
素晴らしい!
幸せデシベル40db UP!
みなさーん、森永製菓さんは消費者の味方ですよーう。
- 2001.11.04 心動かすもの

太陽のカンヅメ |
細部に至るまで徹底したこだわり。良い物を作り出そうとする気概。
お気楽極楽コンビニエンスな気風の中、魂を揺さぶるものがあるとすれば、コレだ。
久々に、本当に久々に魂が震えた。
生きていて良かったとほんの少し思った。
私はこれに触れるとき、白手袋を着用するのを忘れない。
本日某所において、「セントジョーンズワート」というご大層な名前のついた材料を用いたサプリメントの存在を知る。
薬袋に記載されている効果の程をみると、どう見ても抗鬱剤としか思えないのだが、その辺の店で普通に売られているらしい。
調べてみることにした。
セントジョーンズワート(St.John's wort)
(日本名:セイヨウオトギリソウ、学名:Hypericum perforatum)
名前の由来
この薬草の開花時期が6月24日頃であるため、キリスト教文化圏では、使徒ヨハネ(John)の誕生日に因み、St.Johnの植物、St.John's
wortと呼ばれる。
作用
セントジョーンズワート抽出成分の人体に及ぼす影響
●セロトニン、ノルエピネフリン、ドパーミンの再吸収阻害作用
●鬱時に過剰に生産されるインターロイキンの抑制
●抗ウィルス作用
●抗細菌作用
効能
●鬱病
●興味関心の欠如
●慢性疲労症候群
●易感染性
●不安障害
●社会的トラブルに対する過剰反応
●睡眠障害
●節食障害
●集中力の欠如、優柔不断
●情緒不安定
●月経前症候群
●通常の治療に反応しない慢性的な痛み
●アルコールや薬物依存
副作用
●胃部不快感
●倦怠感
●落ち着きのなさ
●日光過敏症
(一般的抗鬱剤に比べると副作用は少ないと言われている。)
うーむ、弟切草と言えば良く出来たサウンドノベルだった。
あれはピンクの栞にするのが大変なんだ、うん。
それはさておき、この薬は他の医薬品との相互作用もあるらしく、医師の処方なしにサプリメントとして気楽に扱うには問題がありそうだ。
参考
http://www.yakujien.com/Pages/sent.html
http://www.fureai.or.jp/~hcc/mayuki2.html
- 2001.11.01 死して屍拾う者有り
早朝、路上にて猫の轢死体を発見する。
丁度カラスによる鳥葬の真っ最中。
轢死時の衝撃か、ぬらり光るカラスの嘴によるものか、猫の体は通常の三倍程度に伸びていた。
暫く見物することにした。
猫は死して屍肉を残しカラスの血肉となりにけり。
早朝の爽やかな気分は通りすがりの女子中学生が発したドス黒い奇声により吹き飛ばされた。
奇声を発しながらも、彼女たちは結構長い間見物していたようだ。
「お嫌いですか?」
「お好きです。」